女性向け風俗コラム

2019/8/15ローズマリーの香り…レン

私が出張ホストを利用してから半年が過ぎた。

相変わらず彼氏ができていない私はまた女性用風俗を利用してみようと思い予約をした。今度は出張ホストではなく性感マッサージ、どこが違うのかは想像できなかった。
前回とは違う店で期間限定の割引をやっていたことが決定打になった。

少し暑い初夏の日、私は新宿の某映画館前にいた。
人が多く少し暑い、待ち合わせ時間丁度に彼は現れた。
「おまたせしました、美咲さんですね?」
「レン君?」
今回も私は店に好みのタイプを伝えて選んでもらったところ同い年のレンを選んでくれた。
背はあまり高くはないがいわゆるイケメンである。
合流して手を繋ぎ歩き始めたらすぐさま彼が「ご予算に合わせて案内します」ラブホテル選びである、特に希望はなかったのだがどのホテルもほぼ満室、その中でたまたま空室のあったホテルに入ることにした。

入室してすぐ私は荷物を置きソファーに座った、すると彼は慣れた手つきでカバンから道具を出し自己紹介をしたのちにカウンセリングを始めた。
利用経験、利用のきっかけ、コースの確認、施術の配分等…
カウンセリング中彼は床に片膝を立てて座っていた。
アロマオイルの香りの項目もあった
「香りはラベンダー、ローズマリー、ベルガモット…あとゼラニウム」
それぞれ名前を述べた後に実際に蓋を開けて香りを嗅がせてくれた。私はローズマリーを選んだ。

その後彼がシャワーの準備をしてくれたので私が先にシャワーを浴びていたところ、不意に浴室の電気が消えた…誤操作のようである。
その後身体を洗い浴室から出た
「すいません消しちゃって」すぐに彼が謝ってきたので私は「大丈夫大丈夫」と軽く笑った。
「じゃあ僕も入ってきます」そう言って彼がシャワーを浴びに行く
ベッドを見ると布団が畳まれていてタオルが敷いてあった。
彼がシャワーから上がると私にベッドにうつ伏せになるように促し私はそれに従った
はじめてのアロママッサージはとても気持ちよく彼との会話も楽しかった。
普段どんなことをしているのか、何が好きなのか等々…
うつ伏せでのマッサージの後に仰向けになった私に優しく覆いかぶさり
「性感入っていくね」と一言
耳元でささやかれ急に緊張した私を快楽に導いた、キスから始まり少しずつ下へ…あまり過激なことはしていなくプライベートで知ってる範囲の性経験と似て、挿入がないだけ。
時間は割引利用で120分、最後のピロートークまで満喫した。

最後のシャワーを浴び私は軽く化粧を直した。部屋を出る前に彼が忘れ物がないか確認をした。
ラブホテルをチェックアウト後。彼は私と手を繋いで歩き、駅の改札まで見送ってくれた。
ローズマリーの香を身体に少しまといながら乗った電車で窓の外を見ると、炉端に沢山の紫陽花が咲いていた。


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海野夏菜

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