女性向け風俗コラム

2019/9/6セールス上手は床上手?…智

SNSでのセラピストからのお誘いは日々続いていた

次はその中で気になった智(さとし)を呼んでみることにした。
5歳年上のメイクアップアーティスト、顔は鼻から下が隠されてはいるがイケメンの雰囲気がした。身長は高くパネルの3枚目は眼鏡をかけていた。
なぜ彼を指名したのかというと、営業メッセージが自信に満ち溢れていたのである。

当時は毎日のように彼とメッセージのやり取りをしていた
【今日給料入ったよー♪誰にしようかなー】
【俺で決まりっしょ!】
【えー!もっと紳士で癒されそうな人が良いなー】

なかなか失礼なメッセージのやり取りをしていたが、彼の自信にはこれくらいが良いと思っていた。
【俺なら心も体も癒されてさらに顔も綺麗にしてあげられるからな!】
智を指名すると無料でプロのメイクをしてもらえるというのだ、これは指名したくなる人も多いであろう。
ある日の朝私は彼に事前告知をしないで予約した、正体を隠したかったのである。すると予約完了して1時間後に
【え?今予約した?】
【してないよー?】
即座にバレてしまった。

予約時間、私はとある駅のそばの喫茶店の前にいた。
時間ちょうどに彼は現れた、想像していた顔より美形でありメガネはかけていなかった。

そのまま話しながら近くのラブホテルに入ってベッドに腰掛けると話が盛り上がってしまい、私からカウンセリングやシャワータイムを促した。

少しためらいながらも歯ブラシの準備をする彼の横で服を脱いでいた、下着姿になったところでふと彼が私の顎を引き寄せてきた、キスされると思い思わず目を閉じたらおでこ同士を着けられただけでありキスはされずその焦らしに私は怒った。
体を洗い共に浴槽に浸かり彼が私の背中側から抱き抱え耳元で囁いてきた、強気に振舞っていた私は彼の吐息に震えてしまったが必死に隠した。

二人でバスルームから出て彼に促されベッドへ寝そべりアロママッサージをする、今日のアロマオイルは柚子。
彼は手先がとても器用で心地が良い。

性感の技はとても素晴らしいものであった、サディステックな一面を売りにしていた彼は私を魅了した。
「ここ弱いんだ、ねぇ?」
言葉巧みに私を性の快楽へ沈めていった。

時間が来たのでシャワーを浴びて服を着たところで
「やってあげよっか?」
後ろから智がチークブラシを私の頬に当てた
「うん!」
プロのメイクをただでしてもらえることになった
特にリクエストはしなくお任せしてみたところ、少し髪も整えてもらいナチュラルメイクではあるが普段よりかなり肌が綺麗に見えた。
「いっちょあがり!」
「あっ…」

可愛い

思わず口に出てしまいそうになった、自分に対してそんなことは言えないと鏡の自分から目をそらした。
「ん?」
彼が私の顔を覗き込む
「気に入らなかった?」
「ううん…」
私は黙ってしまった。気持ちを悟られたくなかった

その後身支度を調えホテルを後にし談笑しながら駅へ向かい歩き
「たまにで良いからまた会いたいな」
最後にそう言った彼は手を離してそのまま改札へと入っていった、後にその言葉はまじないと化した。

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この記事を書いた人

海野夏菜

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