女性向け風俗コラム

2019/11/9そんな気分じゃなくなった…サクト

「あんま感じないなぁ…」

ラブホテルでそんなことを言った私がいた、すぐそばにはセラピストのサクトがいた
その日、とある店舗で割引をやっていたのと少し背中が凝っていた勢いで予約した。たまたま人気セラピストが空いていたので案内された。
その日はとある駅の時計台の下で待ち合わせをしていた、この街は少しだけ治安が悪いので待ち合わせギリギリに向かった。
時間の2分前
「美咲さんですか?」
「はい」
彼の名はサクト、年下で私より背が低いが顔はとても整っていている。
少し大きな垂れ目が印象的であった
この街は駅からラブホテルまで少し距離があるのでその間の会話も楽しむことができる、ホテルに入り入室後。彼がカウンセリングシートを渡してきて私がそれを読む間にバスルームの準備をしていた。
この店のカウンセリングシートはかなり項目が細かく多い、ふと私はセラピストにしてほしいことを選択する項目にある大量の選択肢を見ていた
「アナル開発…」
これを希望する客はどれくらい居るのであろうか
カウンセリングシートの項目に印をつけて私は彼にアロママッサージをしっかりやってほしいと伝えてカウンセリングシートを渡し服を脱ぎ、髪を上げてシャワーを浴びようとしたら
「体洗いましょうか?」
「いいの?」
二人で服を脱いで浴室に入った私は椅子に座った
「美咲さんめっちゃスタイルいいね」
「え、そうかな?」
幼少期から私は両親に似て細身高身長である
「引き締まった身体が素敵だよ」
ふと、目の前の鏡に写った身体を見た
「…ありがとう」
確かによくスタイルの良さを褒められることがある。
しかし、全身に脂肪が少ないのでずっと貧乳。万年のAカップ
たとえモデルさんみたいと言われても、胸がないのは悲しくなる
身体を洗い終えた後に彼も身体を洗い一緒に浴槽に浸かる、今日の入浴剤は
ペパーミントの香り
「スースーするね」
「うん、親友が作ってくれたんだ」
私の親友、織絵(おりえ)はアロマテラピーが好きでよく自作の化粧品や入浴剤をくれる、天然塩に精油を混ぜただけの簡易なものではあるがとても心地が良くなるので私は気に入っている。
数分間浸かり浴槽から上がると彼が身体を拭いてくれた、ペパーミントの香りが残る。
バスタオルを身体に巻いたままベッドに戻りうつぶせになると下着をつけたサクトが私のそばに座った
「せっかく良い香りするから、無香料オイルでやろうか」
「うん」
気遣いがすばらしいと思った

リクエスト通りしっかりとアロママッサージをしてくれて、その流れでいつのまにか全身リップへ移っていたのだが私はなぜか気乗りしなかった。
「うーん…」
「ん?」
自分の表情は見えないが、おそらく真顔であろう私が言った
「あんま感じないなぁ…」
せっかくセラピストを呼んだのにそういう気分にならない
「すいません」
サクトが謝ってきたが私は言った
「違うよ、サクト君のせいじゃないんだ。なんか私の気分がそうなの」
後に知ったが他の女性もこのような日はあるらしい
ペパーミントの入浴剤を試せたのと、しっかりアロママッサージを受けられた。
それで良いと思い私はしっかり満足していた。

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この記事を書いた人

海野夏菜

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