女性向け風俗コラム

2020/4/10頼れる存在…篤

「美咲がもし俺のこと好きなら、その恋叶わないから」

飛鳥とのディナーデートの別れ際に言われてしまった。

想いを伝えもしないうちに、失恋してしまった。
帰宅して自室に入りすぐに私は膝から崩れ落ち、スマートフォンをでメッセージを持ち打ち込んだ
【できるだけ早く、会いたいです】
2日後の夕方
【着いたよ】
待ち合わせの10分前、篤からメッセージが届いたので私は映画館の前へ向かった。
すぐに近くのホテルへ入チェックインし、カバンをソファーに置き普段通りに二人並んでベッドに腰掛けたところで
「篤くーん!」
私は彼に抱きついた
「あぁ…」
少し驚きながらも彼は優しく抱き返してくれた
「どうしよう、好きになっちゃった…」
「飛鳥君のこと?」

驚いた私は篤の顔を見た、彼は優しい表情をしていた。

その顔に安心した私は篤にすべてをうちあけた。
肇からの想い、祖母への罪悪感、そして飛鳥への想いを

「飛鳥君とお泊まりしたいって思ってたけど、こんなんじゃ彼も嫌がりそう…やめた方が良いかな」
昼職の私にお泊りの金額は決して安いものではない。
それでも彼と一緒に寝たい、他のセラピストには抱かない感情である。
「そうだねー」
一呼吸置いて篤は私を見て言った
「試してみたら?一度やってみて、辛くなっちゃったらやめたら良いんじゃない?」
好きな人がいるのに他の人に入るなんておかしいと思われてしまうかもしれない、しかしどこまで行っても飛鳥は恋人ではない。
「うん…」
少し涙ぐんでしまった
「飛鳥君かー」
「最近会った?」
「うん、おととい精算にいったらいた」
飛鳥と篤たちの在籍店は出張型で待機場所は自由である、それ故にセラピスト同士が合う頻度はあまり高くないようである。
「篤くん」
「ん?」
私の頭をそっとなでる篤の目を見て言った
「私、かわいくなったと思う?」
「え?」
恋をするとかわいくなる、そんなことを良く聞くが
「…いつもより髪きれいだね」
「んへへ」
ほほえむ私にほほえみ返してくれた
「よし、お風呂入ろっか」
「うん!」
二人で立ち上がりバスルームへ向かい準備をして入浴した

「ここお湯が貯まるの早いんだよね」
「これ入れたい」
バスルームに置いてあった入浴剤を入れ。身体を洗い二人で浴槽に浸かる

先に私が浸かり、その後ろに篤が座る。
そっと後ろから私を抱き、私の胸に触れる。

湯の中でそっと乳首を愛撫する…
「飛鳥君にいっつも言われるの…貧乳って…」
「酷いな…」
篤は容姿で貶すようなことは絶対にしない人である、後ろに振り向いた私は言った
「今度会ったら〆といてくれる?」
「…わかった」
二人で笑い合った。

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この記事を書いた人

海野夏菜

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