女性向け風俗.comコラム

2020/8/23女風はつづくよどこまでも Vol.4 SNSな男

ライターである私は、いわゆる文字フェチである。
小説家や脚本家が書く素敵な言い回しやセリフ。
ミュージシャンが書く胸キュンな歌詞。
それらの文字だけでその人のことを好きになってしまう、なんてこともしばしば…。
SNSの普及により、ブログやツイート等で誰でも文字を発信できる時代。
ご多分に漏れず、女風業界でもお店やセラピストさんが自らをアピールする文章を発信している。
ユーザー側からしても、それらの文章がセラピスト選びの選択肢の一つでもあったりする。

Vol.4 SNSな男

ある日、文字フェチの私の心を揺さぶる文章が目に飛び込んできた!

セラピストとして僕ができること
あなたの心の隙間を埋めること
あなたの体の癒しになれること
僕が少しでもあなたの日常に光を灯せる存在になれたら、セラピストとして最高に嬉しいです

何気ない文章なのだけれど、その時の私にはとても刺さってしまった。
セラピストEはまだ今ほどTwitterがメジャーではない頃からいち早く始め、ブログ、インスタと様々なSNSを試行錯誤していた。
あんまり慣れていないんだろうなぁと思える文章や自撮りの写真。
その一生懸命な様子が私にはとても可愛く感じられた。

(これほど営業活動を一生懸命にしているのだから、きっと施術も頑張ってくれるに違いない!)

私は思い切ってEのTwitterにDMをしてみた。
その返信もSNSでの文章同様、嫌みがなく柔らかい雰囲気。
お互いの趣味の話や好きな食べ物の話など、文字での会話はとても弾んだ。
文章の端々に、いちいち「ありがとうございます」「嬉しいです」と書いてくるのが好感度大だった。
DMのキャッチボールが楽しくて、私はEに会ってみたいと思い、予約した。

顔出しをしていないEに少し不安はあったが、文章から受け取るイメージが良かったので迷いはなかった。
待ち合わせ当日、とうとうあの素敵な文章の本人に会えると私は期待に胸が膨らんでいた。

「サワコさんですか?」

振り向くと、そこには想像以上にカッコ良くないEがいた。
ブサイクまではいかないが、正直今までのセラピストの中で一番服もダサい。

(うーん…タイプではないなー…)
(でも、あの文章の人だもん!性格は良いはず!)

そんな淡い期待を持って、私はEとホテルに向かった。
が!部屋に入るなり、俄然口数が少なくなるE。
何だか間が持たないから、こちらの方から何気ない会話を振ってしまう。

(何で私が気遣わなきゃいけないの?)
(おいおい、どっちがセラピストだよ?)

そんな沈黙が続く中、Eが唯一自ら発した言葉は、

「今日はどんなプレイがしたいですか?」

どんなプレイと言われてもねぇ?
初対面で「これやりたい!」と言えるほど、まだ私は女風慣れしていない。
明らかに返答に困っている私を知ってか知らずか、Eはただひたすらに無言。

(えー!DMではあんなにお喋りだったじゃん?)

私は作り笑顔で何とか言葉をひねり出す。

「えっとー…じゃあ、イチャ甘でお願いします」

そこからのEの動きは速かった。
無言でシャワーを浴び、無言でマッサージ開始。
もちろん性感中も無言。
静まり返った部屋に響く自分の喘ぎ声がやたらと大きく感じてしまい、卑猥で恥ずかしくなった。
そして、まるで永遠かのように流れるヒーリングミュージック・・・

文字でのやりとりではめちゃくちゃ饒舌だったE。
だがしかし実際のEはとても無口でシャイな男だった!
やはり女風は人と人とのコミュニケーションの場。
実際に会ってみないと本質は分からないのだと悟った。
Eとの対面はまるでSNSの闇を見たような、セラピスト選びの難しさを痛感させられた。
うーん・・・生身の人間って難しい・・・

[WARNING]
このシリーズは、ほぼほぼ実体験ですが、若干のフィクションが入っています。
なぜなら、まだ在籍するセラピストさんも登場するからです。
「これ、もしかして俺じゃね?」とか「私の推しピかも?」等のお問い合わせにはお応えできませんので、ご了承下さい。

体験談

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この記事を書いた人

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2019年夏・女風デビュー!苦かったり甘かったりの女風ライフを経験♡
赤裸々かつ辛辣に女風のあれこれを執筆する女風ライター
趣味は、映画&音楽鑑賞・ライブ参戦・ダンス・ヨガ・筋トレ等々
エロ以外のライター活動(シナリオ・構成作家)もやってます!

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