写メ日記
私たちは、日常生活や仕事で傷つくことが少なくないと思います。
「そんな言い方をしなくてもいいのに…」
と、相手の発言にグサッと傷ついたり、
「約束ぐらい守ってよ…」
と、裏切られたような気持になることもあるでしょう。
そして、そうした心の傷に対してあまたでいろいろ考えて
「人との付き合いに期待しすぎかも」「他人に頼るから弱気になる」「忙しくしていたら、余計なことは考えなくて済む」「人を信じすぎてはいけない」
のように自分に言い聞かせていることがあるかもしれません。
私たちには、こうした傷ついた自分を癒す力が与えられていると言います。
心だけではなくて、肉体的にも自分を治す力はありますよね。それを自然治癒力と言います。
一方、一人で自分の傷を癒すことができるかというと・・・、それはなかなか難しいです。
例えば、転んで足を擦りむいた程度のケガなら、マキロンで消毒して、安静にしておけば大抵は治りますが、骨折するような大けがの場合は医師に診てもらって適切な処置を施してもらうことで自然治癒力が働きやすくなりますよね。
これはメンタルについても同じだと思います。
心が多少傷ついた場合であれば、飲んだり食べたり寝たり笑ったりしたら治っていくものかもしれませんが、心にぽっかり穴が空くような傷ついた心を放置しておいても、なかなか癒されるのに時間がかかりますし、「私って、こんなにイライラすり人間だっけ???」と、自分自身をコントロールできない自分に戸惑うことが増えてくるかもしれません。
傷ついている自分に気づいたら、思いやるのある支えを必要としている自分がいることを知った方がいいかもしれません。
誰かに自分がどれだけ傷ついたのかを話すことも大切ですし、共感して聴いてくれる人がいれば苦しみや寂しさ、無力感、空虚感に耐えることも楽になるでしょう。
そして、だんだんとそれらは薄れていき、本来の自分自身を取り戻すことにつながるでしょう。