写メ日記
(前編からの続き)
アダム徳永氏は、「スローセックス」という言葉と概念を世に浸透させた、セックスセラピストの第一人者です。
最近の若い女性はあまりご存じないかと思いますが、40代~50代の男性及び女性には、いまだ割と高い認知度を誇ります。
この完全マニュアルを読んで、僕はもう仰天しました。どのページも珠玉の文言ばかり。紙をめくる都度、目から鱗が噴出します。
以前も言いましたように、日記は書評コーナーではありませんので、詳しくは本書を読んでいただくほうが早いです。
お値段、980円ですので、ランチ一回分を充てていただくのも良いかなと。
とにかくこの本によって、僕のセックスに対する考えは根底から覆されました。
そして、それまでの身勝手な性行為を完全に捨て去る決意をしたのです。
それからアダム徳永先生に出会うまでの道のりはとても長かったです。そこもまた、いつか日記でお話します。
時が経ち、志望動機にも書いておりますように、ほんの2年前です。
僕は貯金を叩いて彼のプライベートレッスンを受けることにしました。
会場に現れた先生は180cmをゆうに超える大男。
モデルと見紛うばかりのシルエット、そして遠目にも漂うオーラ。
只者ではない雰囲気がすごかったです。
ただ、本書が上梓されてからだいぶ年数が経っております。
「まあまあおじいちゃんだな」、という可愛らしい印象もございました。
ちなみに先生は、何やらスピリチュアル寄りになってもおられ、宇宙エネルギーとかの話も多かったのですが、そこは割愛します。
さて、セックスカウンセラーであるアダム先生。僕の性行為に対する悩みや苦しみをよく聴いてくださりました。
そして、男女における性行為のあるべき姿について、本書を踏まえ、丁寧にアドバイスして下さいました。
何よりも、女性の考え方や、女性との接し方、女性の身体の扱い方について、プロ中のプロに、その肉声でご教授頂いたのは、本当に良かったです。
現場に同伴された女性モデルさんにも、女性が性行為について想うことについて、丁寧にご助言いただけました。
『とにかく「こころ」を大切にしなさい』
結局はこの一言に集約されました。
その上で、ようやく、「アダムタッチ」というフェザータッチや、女性の身体のムーブメントといった、具体的な技術を習得する運びとなったのです。
その後僕は、アダム先生ではカバーしきれないと思う技術を更に学ぶべく、クンニや性感オイルマッサージなどを習ったといういきさつでございます。
その後、プライベートの性行為はすべて、自身の成長機会と捉えました。
とにかく、(僕じしんが)よくありたい、(お相手が)よくあって欲しい。
セッションの都度、何かしらの課題をクリアして、今に至ります。
もちろん、たまには、ただスポーツのように楽しむこともありました。
デリの娘さんを自宅に招いては料理を振る舞い、あたかも恋人のような雰囲気でプレイすることもありました。
セックスにおけるエゴが、玉ねぎの薄皮を剥くように、一枚また一枚と、はがれ落ちていきました。
その背景には、たくさんの女性、特にセラピストさんたちとの出会い、セッションもありました。
彼女らから「女性のやさしさ」をシャワーのように浴びることで、僕の心の汚れもどんどん落ちてゆきました。
そうして浄めた心身でまた女性たちとセッションを重ねる。なんとか成長しようと藻掻いてきました。
もちろんそんな美しいことばかりでもなく、女の子に嫌な思いをさせたり、ときに怒らせたりしたこともあります。
女性は男性に気遣いをしますので、口に出さない不満をもたれた方々も多くおられたと思います。
そのようなときは、素直に誤り、反省し、なんとか気づこうとし、同じ過ちを繰り返すまいと誓いました。
そして漸く、冒頭の志望動機、『自らの技術を対価に変え、お客様に心も体も満足して頂きたいと思い、応募させて頂くことにいたしました❣️』との決意に至ったのでございます。
『ほんで、惣太はほんまに変わったんか?』
との声が聞こえて参りますが、確かに変わりました。
従前の僕の性行為を知る女性であれば、おそらくびっくりまなこで褒めてくれると思います。それくらい変わりました。
ただ、それはあくまでプライベートでの話。僕は現時点で萬天堂のお仕事を一つもこなせておりません。
準備に余念がなさすぎるのが原因でもあります。さっさ現場に立てよと馴染みの子には怒られました?
ですので、惣太の施術は、お試し頂いてご判断いただくしかございません。
口だけ達者な軽薄セラピストなのか、なるほど試練を乗り越えたヒーラーなのか。
そこはお客様のジャッジに任せたく思います。
最後に、プロフで僕は強みを色々書いていますが、一番の強みは多分、「僕はこういう人間だ」と開示できることだと思います。
さらけ出しすぎかなとは思いますが、日記くらいしか本当の僕を知ってもらう機会はありません。
もちろん、女風はリアルとファンタジーの間で成立する世界ですので、あんまりリアルを強調するのもどうかとは思います。
それでも、僕という人間をより知って欲しいという想いから、僕がセラピストを目指したワケについて、少しお話させていただきました。
ご笑読頂けたのでしたら幸いです。
また明日からは、軽いノリの日記を挙げようと思います。
そういやオモチャネタも、エイの料理も、まだアップしていない・・・
?今日が幸せでありますように?