写メ日記
言われてみれば。
『大人は、すべて知っている』
どうも、中学生の時、担任の先生からの電話を親父の振りして逃げ切った男。友樹です?
『お父さん声若いね』「?」
言われてみればのお話で。いろいろ気付きを与えてくれた方々がいらっしゃったなぁというか。(宮本武蔵は猫も師匠?)
そうです。【ヘチマの観察課題腐敗隠蔽工作事件】です。
小学3年生です。明確に覚えています。というか、その時の先生の手のひらの上で転がり続けた1年間でした。今思えば。
夏休みの観察課題【ヘチマを育てて最後はヘチマスポンジを作ろう】の回です。ええ。一瞬で枯らしました。1週間持ったかどうか。でもって40日目くらいまでな~んにも考えないのです。小学3年生の時はそれこそ毎日遊ぶので必死で。命賭けてましたから。
で、42日目くらいに、腐りきったヘチマとご対面。焦るよね。焦る焦る? ホットヨガばりに汗が噴き出る夏の夜。ってか観察自体もも3日坊主だし。
提出迫るホントのリトル友樹が出した答えは。『外注』です。あの当時どこで購入したのか、親にどう説明したのか全く覚えてないけど。ケーユーD2?。
で、登校するやん。なんかね。聴こえてくるんですよ。耳をすますと。ざわざわ。ざわざわ。『ヘチマ枯れちゃったよねー。』『絶対に無理ゲーだよ』(当時無理ゲーって言葉はたぶんなかったけど)『作れたやつおるん?』
「いやいやいや。? え?そう なん?ちょっち誰もヘチマスポンジ持ってないやん!」すぐさまあのわけわからん緑の恐竜の手提げ袋に入れるも、立派な外注ヘチマがひょっこりはんで『こんにちは』?
忍法開き直りの術解禁?「むっちゃ大変やったわー。」「まじで遊んでる暇ないくらいむずいわ。ヘチマ?」やめて。不思議な顔で凝視しないで。ミツル君。毎日一緒にいたもんね。
30分くらいすると、まじで自分がヘチマたわし工作に成功した感覚になってくるからこれ不思議。(冤罪ってこうやって作られるんですね?)(そりゃ全くちゃうわ。)
『このクラスでは“2人も”ヘチマたわしの提出がありました!拍手ー?』
「いやいやいや。。。色が。色が全くちゃうねん。」学級委員の“リアル育成ヘチマ”と俺の“フェイク外注ヘチマ”。俺の「しっろ?」vs 委員長の「くっろっ!」
「いやーじいちゃんが農家やねん」って。農家がヘチマスポンジ白くできるかわからんけど。いやーじいちゃん農家やねん。ってセキセイインコかおみゃーってくらい?2時間目の始業チャイムが鳴るまで繰り返してました。
先生ありがとうございました。叱るのでなく、問い詰めるのでなく、空母のような優しさでピンポイントに気付きの打撃をお見舞いして頂き。観察眼が一番鋭いのはやっぱり先生でしたね。
でもね、甘いですよ。先生。まだ懲りない純朴なこの男。秋の自由課題の詩。国語の教科書の183ページに載ってたのパクりました。絶対にそこまでいかないと思ってたから(進むスピードが蟹の歩幅 : 粗品)、さも自分が創ったように書きました。ええ。朝のHRで皆の前で発表してくれましたよね。嬉しかったです。あの拍手?
先生聞いてませんよ。3学期から猛スピードで学習指導要領に沿って、その詩まで到達するなんて。
でもね。ミツル君が大きな声で。
『友樹くんの詩の丸パクリやん!!』って。君は一生の友達だよ?
先生、僕はまだね、行ったことないお店をさも行ったかのような写真を撮ってアップする男です。