写メ日記
よくよく考えてみれば価値観ってなんなのだろうと思います。調べてみると、こう書いてありました。
「何に価値があると認めるかについての考え方。 物事の優先順位」(ウィクショナリー日本語版より)
例えば、芋をこよなく愛する僕の友達は、「芋」とつく名詞に過剰に反応する癖があります。
焼き芋、干し芋、芋チップ、芋ジュース、芋グミ...
彼にとっての「芋」は、彼の人生において一番の最優先事項なのかもしれません。
対する僕は、ポテト以外の芋にはそれほどそそられません。(ポテト万歳‼︎
「焼き芋」という存在は、僕からみても、友人からみても「焼き芋」であることには変わりませんが、それに込める想いは雲泥の差なのでしょう。
顔も反応もまったく同じ双子で、食べ物の好き嫌いも、その足並みも、呼吸も(観察しすぎ)本当にびっくりするくらい同じの友達が小学生の頃にいましたが、
じゃんけんの時は、片方はグーから始まり、もう片方はパーから必ず始まります。必ずです。双方に尋ねると、「勝つ気がする」んだとか。
女風においても、さまざまな価値観を持ったお客様がおられると思います。それはセラピストにも同じことが言えます。
誰一人として同じ考えの人はいない。だからこそ喧嘩や対立もするけれど、乗り越えて成長もできる。
僕はいちセラピストとしてではなく、一人の人間として、お客様の価値観を知りたいです。
そこに否定も賛同もなく、ただ目の前の人に考えに耳を傾け、お話しするそのひとときに、同じ世界を共有してほしいなと思うんです。
あなたにとっては価値のないこと、話すまでもない、気にするまでもないと思うことでも、どこか心の奥底で詰まって、息苦しさを感じたりしてないでしょうか。
吐き出したくても、聴いてもらえるかわからない。否定されたら怖い。そうやって萎縮して、誰にも相談できず殻に閉じこもってしまう。そういう経験は僕にもありました。
だからこそ、自分を価値観を卑下せず、うまく話せなくてもいいから、堂々とさらけだしてください。もし「モヤモヤ」「ギスギス」とした感覚があるのなら、ぜひ聴かせてください。
最後に、有名な劇作家シェイクスピアが書いた『夏の夜の夢』第5幕に登場する、僕の大好きなセリフの引用を置いておきます(*´ω`*)
“Love, therefore, and tongue-tied simplicity
In least speak most to my capacity.”
『舌をしばられた素朴さは、言葉が少なければ多くを語るのだ。』