写メ日記
どこでこの人たちの曲を見つけたのか、よく覚えていないけれど、初めて聴いたときの衝撃は鮮明に覚えている。
知的かつ哲学的なリリックは彼らの教養の高さを表していて、基本的には現代社会をアイロニックに風刺するスタンス。これが最高にトガってる。頭のいい奴が社会を風刺するとカッコよくなるんだよね。
それでいて、サウンドは非常に重厚。電子音のようなものもあればオーケストラを想起させるような荘厳なサウンドもある。またジャズの名盤からのサンプリングもあったりして、知ってる曲のサンプリングが聞こえてくると興奮する。
特に『Dos City』というアルバムは何度も聴いている。サウンドがすごく不気味なんだけど、どこかクセになる。大音量で聴きながら頭を振りたくなる。まあ振らないんだけどね、ベドバンなんかしたら首を痛めてしまうからね。
とにかくだよ、つまりだよ、彼らの音楽はトガり過ぎていて、なんなら聴く者達を置き去りにしているんだよ!でもそれが良いんだ!
歌詞はよく分析したら意味を理解できるけど、一回聴いただけでは正直ちゃんと聴き取れないし、固有名詞が頻繁に登場するので、何が何だか分からない。
でも一つ一つの言葉の意味を調べながら歌詞を分析すると、それらの意味が繋がってくる。その時に初めていかに彼らの歌詞が秀逸なものだったかに気付く。
どんな分野でもそうだけど、トガってる人はカッコいいよね。
分からないけど、僕はトガってる人をカッコいいと感じちゃう「お年頃」なのかもしれない。そう考えるとちょっと恥ずかしいけど、それでも今は彼らの音楽にひれ伏したい。彼らの圧倒的な知性と高圧的なサウンドのもとに跪きたい。そんな気分なんだ。
Dos Monosと書いて「ドスモノス」と読みます。
是非皆さんも、Dos MonosのDos Cityを聴いてみてくださいな。