写メ日記
子育てに追われる日々の中で、女性としての自分を取り戻すまで
育児に追われる毎日。髪を結んだゴムがほつれていても直す暇もなく、メイクも最小限。そんな日々を送っているうちに、"自分らしさ"が少しずつ失われていくのを感じていました。
子どもの笑顔は何よりの宝物です。でも同時に、鏡に映る自分の姿に少しずつ自信を失っていくのも事実でした。産後の体型変化を隠すようなファッションばかり選び、おしゃれを楽しむ心も忘れかけていました。
先日、保育園の送迎時に偶然出会った同じママ友が、とても素敵な雰囲気を纏っていました。「どうしたの?」と聞くと、"自分時間"を作ることにしたのだと教えてくれました。
早起きして15分だけスキンケアの時間を作る。子どもが昼寝している間に、少しだけストレッチをする。夫に育児を任せて月に一度だけ、美容院に行く。小さな積み重ねが、彼女の表情を輝かせていたのです。
その話をきっかけに、私も少しずつ変化を始めました。まずは、眠る前の10分間だけ、丁寧にスキンケアをすることから。慣れてきたら、子どもと一緒に体を動かすことも。気づけば、"自分磨き"が新しい楽しみになっていました。
そんな小さな変化が、夫婦関係にも良い影響を与えていることに気づきました。久しぶりに夫から「きれいになったね」と言われた時は、思わず顔が赤くなりました。
毎日を必死に生きているママたちは、誰もが"完璧な母親"になろうとして、どこかで自分を見失いがちです。でも、母である前に、一人の女性としての自分を大切にする時間も必要なのかもしれません。
その小さな意識の変化が、家族との関係をより豊かにしていく。そして、新しい出会いや可能性をも広げていく。今、そんなことを実感しています。