キーワードでお店を探す
※キーワードはスペースで区切って複数指定できます。
閉じる

写メ日記

あきら
写メ日記
  • 最近ネクタイしてないなぁ

    男のファッションはスーツで完成してて、場面に合わせてどれだけカジュアル要素を入れるかでしかないと思ってる。そういえばパネル写真がスーツの人って会う時もいつもスーツなのかな?スーツ姿で3割増しで魅力的に見えてる分、私服で会うのハードル高そう。

    Xに動画で上げてるから見て!最近長文が多くなってたから、頑張って内容薄い日記書いてみた笑

  • 猜疑に歪んだ暗い瞳がせせら笑う

    ご新規様向けのイベントがまた始まるようで。初めてで誰を指名するか、悩みますよね。選び方の基準だなんて大袈裟な事を書くつもりはありませんが、僕が日記やプロフを書く上で気を付けている事を紹介するので、それが何か参考になるかもしれません。

     

    僕が日記やプロフを書く上で意識しているのは「書くだけなら誰でも出来る」という事。これは女風に限らず、マッチングアプリだろうが就職面接だろうが色んな事に当てはまる重要な考え方だと思う。

    「脳イキさせるのが得意です!」と実際に書いてみたが僕は脳イキなんてさせた事がない。でも書くことは出来る。ではこの一文に何の価値があるのだろうか?

    僕がもし本当に脳イキをさせる事が出来るなら、脳イキさせる為に必要な手順や知識を紹介する。あるいは脳イキしている現場の様子を鮮明に文章化する。脳イキをさせた事がある人しか知り得ない「何か」を書き添える事で、ただ書いてるだけでなくて本当に出来るという事を証明しようとするだろう。

    「書くだけなら誰でも出来る」そこに説得力は無いのだ。では逆に「その人にしか書けない文章」を書いたならば、それこそ説得力のある文章と言えるのではないか。「その人にしか書けない文章」を追求した結果が、前回の「スーパーストロングマシーンについて3000字越えの長文を書く」という常軌を逸した日記になるわけだが…。集客に繋がるかはともかく説得力はあったはずだ。是非読んで欲しい。

    優しいと言われたことがなくても「優しいって言われます」と書くことは出来る。その人の何かしらの言動に対しての感想として優しいと言われているわけだから、僕だったらどういう状況で言われたのかを紹介する。

    体型にコンプレックスがある方でも気にしません!ってそりゃ書くだけなら誰にでも書ける。だからこそ僕は自分が元々太っていてコンプレックスがあったことを積極的に発信するようにしている。同じコンプレックスを抱えていたからこそ、その劣等感や辛さをより近い位置で共感することが出来ると思っている。

    見たことないけど「ぽっちゃりが好きです!」と言い切っている人がいたら説得力を感じるだろう。スリムな人からの指名を捨ててまで書いてあるならば本当に好きなのだろうって伝わってくる。それはそれでアプローチのかけ方としては有りだと思う。

    特に何の+αもなくただ「体型気にしません」とだけ書かれていても、僕がユーザーだったら信用しない。体型で差別して塩対応する人だって、まず間違いなくプロフ上では気にしませんって書いてるんだから何の意味もない。説得力を持たせる為の「何か」が全く無いありがちな綺麗事を、ただ言葉の通り受け取るのは迂闊だと言わざるを得ない。

    高橋一生に似てるって言われた事がなくても「高橋一生さんに似てるってよく言われます」と書くことは出来る。でも口コミで高橋一生さんっぽいと書かれていればある程度は信頼してもいいかもしれない。僕の2枚目のパン食べてる写真がけっこう高橋一生感あるみたいなんだけど、あれ見て決めたって人が何人かいるから参考にして。

    女風初利用の方にもオススメですって書くだけ書いとけばいいのかもしれない。どういう理由でオススメなのかはまるで分からないが、「書くだけなら誰でも出来る」のだから。でも僕は自分自身の「納得」を優先させたいので、最初の内は書いてなかった。

    僕は1/19からこの仕事を始めた。そして2/4に5件目の口コミがついて新人期間が終了。2/11にオイルマッサージの講習を受けて、その日の日記でこう書いてある。「自分が新人マーク付いているうちは書くのを自重していましたが今ならば!言える!!女風利用が初めての方も大歓迎ですよ~」

    初期の僕は女風初利用の方に対して何のアプローチもかけていなかったのだ。「書くだけなら誰でも出来る」のだから、とりあえず書いとけばいいのに僕はそれを良しとしなかった。でもそれはそうだ。他店経験者やプライベートでの経験がよほど豊富というなら別だが、自分自身がまだ仕事始めたばかりで慣れてないのに、女風初利用の方に自分をお勧めするのは僕自身の「納得」が得られなかった。

    この考え方こそ「誠実」というのではないだろうか。自分の性格欄に「誠実」だなんて書いても何の意味も無いけれど、自分の考え方を文章化して、それを読んだ人が「誠実」だと感じたならば、それはとても価値のある本当の「誠実」だと思う。でも僕はたぶんあまり誠実ではない。

    さて、「初めての方も大歓迎」という同じ文章でも、ただ書かれているだけよりは、僕のように段階を踏んでから書かれている方が信用できるのではないだろうか。読む側としては、集客目的で印象の良さそうな文章を並べているだけなのか、本当にその人の考えとして書いているのか、見極める必要がある。

    ちなみに「女風初利用の方も大歓迎」の一文が無かった事が理由というわけでもないのだろうが、僕は新人期間中に初利用の方からの指名は1件も無かった。例え集客に繋がる可能性のある一文であったとしても、自分が「納得」出来なければ書かないのが僕だ。

    そりゃね、みんな指名が欲しいから。自分を良く見せる為の発信をするよ。だからこそ読む側は「書くだけなら誰でも出来る」という事を念頭に、どうせ集客の為の嘘でしょ?って疑いながら読む感覚があっていいと思う。

    良い悪いの問題ではないのだ。正しいとか間違っているとか、集客の観点で効果的であるかどうかという話でもない。なので「優しいって言われます」「年齢や体型は気にしません」「誰に似てるか会った時に教えてください」「女性を癒すのが好きでセラピストになりました」「女風初利用の方も大歓迎」「数多くのセラピストの中から僕のページを見てくれてありがとうございます」あたりの文言はテンプレ化して100回見たことあるけど別にそれはそれで良いと思う。ただ僕がユーザーだったら、それがその人の気持ちや思考によって書かれた文章なのか、なんとなく真似して書いただけなのか…、そういうところを見る。もちろん後者が良くないと言うつもりもない。人の真似をして当たり障りのない発信が出来るという事は、実際に会ってからもマニュアルに沿った無難な対応をしてくれる可能性が高いと解釈する事も出来る。それを求めている人はそういう人を選ぶのが良いだろう。結局のところは何を求めるか、相性による部分が大きいのだ。

    自分の考えを、自分の言葉で、文章化することが出来る。これはとても重要な事だ。まるで自分に寄り添ってくれているかのような綺麗事に感銘を受けたとしても、そもそもそれはその人の言葉ではなく、ただの拾いものの文章かもしれない。少し寂しい考え方ではあるが、全ての綺麗事に対して「指名欲しさに女性ウケ良さそうなこと適当に書いてるだけでしょ?」って警戒はした方が良い。僕はひねくれ者だから、綺麗事は全て否定から入る。

    あと、女風に何を求めるかは人それぞれだろうが、技術の高さを期待している方も多くいるだろう。でも残念ながらプロフでテクニックの有無を判断するのは不可能だと僕は思う。重要なことなのでもう一度書く。プロフでテクの有無が分かるわけがない。

    僕がプロフや日記を書く上で気を付けている事をつらつらと書いてみたが、ひねくれ者の考えなので参考にしてはならない。そしてごちゃごちゃと書いてみたものの、これら全てを台無しにする選択基準が存在する。それは「見た目が好み」という事だ。見た目が良いからといって対応が雑でも満足できるというものではない。だが見た目が良い事で許容できる範囲が広がるのは間違いないのだ。顔が良けりゃこんな長文を書かずとも勝手に指名されるんだからやってられんよな。なんか切なくなってきたので、ここらでもう終わりにしておこう。

     

    肝心なこと書き忘れてたけど、ご新規様向けのイベントは僕も参加してます。書くだけなら誰でも出来るので一応書いておくけれど、「女風初利用の方にも僕はオススメ」ですよ。さて、これに説得力を見出せるかどうかは…あなた次第!!

  • 「塩対応」の「塩」とは何なのか?

    この界隈に居ると「塩対応」という言葉を聞く機会は少なくないだろう。塩対応とは、素っ気なかったり、愛想がなかったりする態度のこと。おそらくこの言葉が普及したのはアイドルの握手会などが盛んに行われていた頃、嫌々握手をするアイドルに対して使われたことがきっかけだと思う。女風においては主にイチャ甘の対義語として、スキンシップが少ない対応に対して使う事が多いだろう。

    だが考えたことはあるだろうか。なぜ素っ気ない対応を「塩」と表現するのか。今回の日記ではそのルーツを探ってみよう。

     

    まず普及のきっかけとなったアイドルの握手会の例で考えてみよう。理想の対応は、愛想良くニコニコしながら嬉しいという感情を全面に出してくれることだ。相手の好意に遠慮なくよりかかり、なれ親しんだ友人のような振る舞いこそ望ましい。それはつまり「甘える」という状態である。甘いの反対の言葉として「しょっぱい」→「塩対応」となったのではないだろうか。

    さて、「しょっぱい」と聞いてピンときた人もいるかもしれない。そう、アイドル界隈や女風界隈よりも前に「しょっぱい」というワードを隠語として使っていた業界があるのだ。それは相撲界である。

    日本では昔から塩には物を清める働きがあると信じられてきた。相撲は豊作を願う神事だったことから土俵は神聖な場所とされ、取り組みの前に邪気を払う為に塩がまかれていた。

    相撲において負けるとは、塩の撒かれた土俵に這いつくばるという事である。それが転じて負けてばかりの力士は塩が口に入って「しょっぱい」思いをする事から、「弱い」ことを指す隠語とされていた。相撲界では昔から、あいつはしょっぱい(=弱い)というように使われていたのだ。

    時が経ち、「しょっぱい」という言葉の持つ意味も変化する。時代は戦後。敗戦で消沈している日本を勇気づけたもの…、そうプロレスである。元力士の力道山が日本にプロレスを根付かせ、国民を熱中させた。白人レスラーを次々と倒す姿は、敗戦後の日本人の愛国心をも揺さぶり、「総理大臣の名前は知らなくても力道山を知らない者はいない」とまで言われるほどであった。力道山は後に「日本プロレスの父」と呼ばれるようになる。(なお日本の英雄のように語られる力道山だが、実は朝鮮人である)

    大相撲出身の力道山が日本にプロレスを根付かせた事もあり、日本のプロレス業界には相撲の文化が取り入れられている事が多い。プロレスではリングに向かって塩を撒く事はしないが、「しょっぱい」という隠語は相撲界から密かに引き継がれていた。

    プロレスは勝ち負けを争う格闘競技ではなく、元々はサーカスの見せ物を起源に持つエンターテイメントショーである。その為「強いか弱いか」よりも「試合が面白いかつまらないか」「人気があるかないか」で論じられる事が多い。相撲業界では弱い事の隠語であった「しょっぱい」は、プロレス業界ではつまらない試合、あるいは人気の無いレスラーに対しての蔑称となった。

    だがこれはあくまでも業界内の隠語であり、一般人が使う事はなかった。ある時から「しょっぱい」という言葉はファンの間でも周知され始める。

    スーパーストロングマシンという覆面レスラーをご存じだろうか。元々はタイガーマスクブームの二番煎じを狙ってキン肉マンとしてデビューするはずだったが、版権元から許可が下りなかった為に急遽「戦う機械ストロングマシーン」としてデビューさせられた可哀想なレスラーだ。正体は言わずもがな平田淳嗣。覆面レスラーなのに正体を明かしてよいのかと思った方もいるかもしれないが問題ない。滑舌が悪くて何を言ってるか全く聞き取れないでお馴染みの藤波辰爾選手が、試合後のマイクパフォーマンスで「おい!お前平田だろ!」と前代未聞の発言をした事で公然の事実となっている。滑舌の悪い藤波さんだが、よりによってこの時だけはハッキリと聞き取れてしまったのは不憫という他にない。

    当初はストロングマシーンとして活動していたものの、機械という設定と無機質なマスクデザインによる「無個性」という特徴から、ストロングマシーンは2号3号…とどんどん増殖。結果的に1号である平田は存在感が薄くなっていき、リーダーだったはずなのにマシーン軍団で孤立するようになる。つくづく哀れである。

    そんな折に例の「お前平田だろ!」事件が勃発。これはストロングマシーンのマスクを脱いで平田淳嗣として再デビューするのか、と誰しもが思った。だがマスクを脱いだ下には…もう一枚マスクを着用しており、ストロングマシーンからスーパーストロングマシーンになるという意味不明なサプライズを行った。ただ名前にスーパーが付いただけで、特に何も変わらなかった。

    素顔に戻る絶好のチャンスを逃した平田だが、スーパーストロングマシーンは中堅レスラーとしてキャリアを重ねる。しかしある時、再びチャンスが訪れる。

    蝶野正洋とタッグを組んで悪役レスラーとして活躍していたが仲間割れ。なんと試合中にマスクを脱ぎ捨て、パートナーである蝶野を襲撃したのだ。プロレスファン的にはこれほど鉄板で燃える展開はない。かつて2代目タイガーマスクが試合中にマスクを脱ぎ、それをきっかけに三沢光晴としてスター街道を猛進した例もある。多くのファンが平田にもそれを期待した。しかし…。

    蝶野を攻撃した直後に対戦相手の武藤敬司の華麗なドロップキックを食らいダウン。怒った蝶野は控室に帰り、武藤・馳に二人がかりでボコられる平田…。最後はあまりにも美しい武藤のムーンサルトプレスで3カウントを奪われるのであった。

    漫画でもパワーアップイベント直後はいつも以上に活躍するのがお約束である。だが平田はプロレスキャリア最大の見せ場を一瞬でかき消され、無様に敗北したのだ。あまりにも悲惨である。そして、試合後にマイクを握った平田は絶叫する。「しょっぱい試合ですいません!!」

    この頃から「しょっぱい」という言葉がファンの間で当たり前のように使われ始めたように思う。今ではプロレスだけでなくボクシングや総合格闘技においても、消極的でつまらない試合の事を「しょっぱい試合」「塩試合」と言うようになった。「しょっぱい」「塩」という言葉は特定の意味を持たず、「なんとなくネガティブな言葉」として用いられているように思う。

    女風界隈で当たり前に使われている「塩対応」という言葉のルーツはスーパーストロングマシーンにあるのではないだろうか。その事を頭の片隅に覚えておいて欲しい。

     

    塩対応されたら悲しくて切ないですよね…。僕はスーパーストロングマシーンの悲しみと平田淳嗣の切なさを知っているので心中お察しします。

    ちなみにスーパーストロングマシーンはもうすでに引退していますが、実の息子がスーパーストロングマシーンJとして活躍しています。堅実な技術はあったけど派手さはなくて「しょっぱい」と言われがちな父親と違い、スピード感のあるレスリングで人気もあり、デビューした年は無敗で新人賞も取ってます。スーパーストロングマシーン=しょっぱいというイメージは息子により上書きされつつあるのかもしれません。塩対応をされて嫌な思いをしてしまった方も、きっとあなただけの相性の良い人がいるはずです。新しい人との思い出で嫌な経験を上書きしてみるのは如何でしょうか。

     

    我ながら女性向け風俗店の写メ日記でスーパーストロングマシーンについて語るのはどうかと思うが…。女性のこと理解してます~寄り添います~って日記は性格的に書けないから仕方ないのだ。

    一時期プロレス関連のライターの仕事してたこともあって、文章書くのは嫌いじゃない。もっと日記書きたいなと思うが、丁度いいネタが思いつかないの。良かったら質問箱からネタ頂戴。【東京/千葉萬天堂】あきらの質問箱

  • 質問箱002

    今一番行きたいのはディズニーシー。去年の7月と9月、今年の3月と行く予定が連続で頓挫しているので。ソアリン乗ってみたい!あと千葉の端っこの方に出来たグランピング施設とかも楽しそうだよね。浅草で着物レンタルして食べ歩きとかも憧れる。でもとりあえず明日にでも行きたいのはバーミヤンかな。チャーハン食べたい。

    行って良かった場所は…難しいね。子供の頃に家族で旅行したことは何回かあるけど全く記憶にない。大人になってからは旅行自体ほとんど行ってない。結局「どこ」に行くかより「誰」と行くかが重要だと思うけど、僕は人付き合いを出来るだけ避けてきた人間だからその「誰」かがいなかったから「どこ」にも行かなかった。そんな奴がなんでこの仕事やってるんだろうね。自分でも謎。でもたぶん空っぽだからこそ「自分に興味を持ってもらえるのが嬉しい」「相手の事をもっと知りたい」って気持ちが強いんだと思う。コミュニケーション能力が高いわけじゃないのに話が途切れないし楽しいというのは、その結果なのかな。相手に興味を持っていれば会話はいつまでも続くのよ。

    見たい物はマヌルネコ。ちなみに明日4/23はマヌルネコの日なんだよ。〇〇の日みたいなの好きじゃないからどうでもいいけど。

    【東京/千葉萬天堂】あきらの質問箱
  • 質問箱001

    僕が痩せる為にしたことは「間食をやめる」「食事は腹八分」「週3~4で運動をする」の三つですね。「効率の良いトレーニング」「効果的な食事」というのも大切だとは思いますが、ただ体重を落とすだけなら特別な知識や方法は必要ないと思います。僕は今でもトレーニングや食事の知識は人並しかないです。炭水化物が~糖質が~と色々な情報がありますが、単純に「摂取カロリー」よりも「消費カロリー」が上回れば痩せるし、逆ならば太る、ただそれだけのことです。食事量を減らして、運動量を増やす、これしかありません。

    ちなみに僕は週4でジムに通いましたが、最初の1年で落ちた体重は10kg程度。この時、食事には一切気を使わずに食べたいだけ食べてました。思いのほか効果が得られなかったので生活を見直して、まず間食をやめ、そして食事を腹八分にするようにしました。それから半年で28kgくらい減量しました。やはり体重を落とすには「食事量を減らす」が一番早いと思います。食事の内容は特に気にせず揚げ物とかも普通に食べてました。ただただ量を減らしただけです。

    痩せる為にするべき事はたくさんありますが、「方法」よりも「知識」よりも一番大切なのは「モチベーション」だと思います。それでは僕がどのようにしてモチベーションを維持したのか、そもそもなぜ痩せようと思ったのか。心の闇の一端をお見せしましょう…。

     

    僕は二人兄弟の次男で、ゆとり世代ど真ん中。子供にはやりたい事をやらせる放任主義的な教育が推奨される時代で、平凡な中流家庭に産まれた僕は不自由なく甘やかされて育てられた。食べたい物を食べ、運動が好きではなかったのでゲームばかりしていたと記憶している。そのことを咎められることもなく成長し、小学生高学年の頃にはぽっちゃりしていた。

    立ち回り方が上手かった僕は、太ってはいたが「イジメ」は勿論のことながら「いじり」すらない学校生活を送った。10代も終盤に差し掛かる頃には普通に彼女もいた。それゆえに太っている事に危機感を持つことはなかった。結果どんどん太った。

    20代になったが、プロレス関連のライターの仕事が充実していたので太っている事は気にならなかった。だがある時、プロレス自体への関心がなくなるという予想外の理由でライターの仕事を辞める。この頃から徐々に太っている事に危機感を持ち始めるが、今更どうすればよいのか分からなかったので何も行動に移さなかった。結果どんどん太った。

    それからは夢中になれるものは何もなく、すぐに再就職したが無気力な日々を送った。労働へのモチベーションは低く、ただ与えられた仕事を機械的にこなし、それなりの収入で食べたい物を食べた。代り映えのない退屈な毎日だった。結果どんどん太った。

    90kgを超えた頃からいよいよマズいという感覚はあった。でもやはりどうすればいいのか分からなかった。食べたい物を食べたいだけ食べるという生活が、子供の頃から当たり前に習慣付いていた。食事を我慢するという発想が無かった。文章化できない違和感を抱えながらどんどん卑屈になっていった。

    30歳頃だったと思うが、久しぶりに実家に帰り両親と話す機会があった。何を言われたのかはっきりとは覚えていない。ただ「さすがに太り過ぎだから食事に気を付けな」的な事を言われた。僕は無性に腹が立ち、頭の中は最低な考えで満たされていた。ずっと抱えていたどす黒い気持ちがその時はっきりと文章化されて、明確にある感情が芽生えた。「僕が太っているのはお前らのせいでもあるだろ」という怒り。

    まったく、酷い考え方だ。両親に申し訳なく思い、自己嫌悪感に苛まれた。だがその一方で、全てが間違えているとは思わなかった。

    アレルギーがあってバランスの良い食生活を送れない。病気や怪我で運動が出来ない。そもそも体質的に太りやすい。肥満になってしまう理由はいくつもある。中には仕方がないものもあるが、僕はそのいずれでもなかった。ただ甘やかされて食べたい物を食べて太った。では小学生の時点で僕が太っていた事は、果たして僕だけの責任なのか?小学生自身が太っている事に対して自分で危機感や劣等感を覚え、自ら運動や食事に気を使う事が出来るだろうか?太っている事を馬鹿にされて悔しい思いをしたり、異性にモテたいという感情が芽生えたりすることで太っている自分を変えたいと思うこともあるだろう。だが境遇としてそういう経験がないまま大人になったら?

    自分の意志で太ったのではなく、太らされた。たぶん本気でそう考えていたわけではない。ただそう思い込む事で生じる怒りのパワーを原動力に、自分の人生を変えるきっかけにしたかったのだ。僕はどうしようもなくひねくれ者だから、マイナスの感情をエネルギーに変えた時に最大のパワーを発揮する。かくして僕は、他責思考からの「両親へのあてつけ」という最低な動機でダイエットを開始したのであった…。

    そんな最低な自分を嫌悪し、消えてしまいと思った。だがその感情すらも利用した。「消えてしまいたい」とは「自分を意味する物体の消滅」と解釈し、「減量による体積の減少」と思考を再構築する事でモチベーションに変えた。僕は質量を持たない限りなく小さな点になりたかった。ダイエットは捗り、順調に体重は落ちていった。

    さて本題に戻る。痩せる為のモチベーションの維持について、である。まず「なぜ痩せたいと思ったのか」を今一度考えてみる。あるいは痩せたいと思っているという事は、今の自分は太っていると認識しているのだろう。では「なぜ太ったのか」を掘り下げる。そして「本当に痩せたいのか」と改めて自分に問うてみる。

    僕はただ「痩せたい」というモチベーションだけで、何の知識もなく何も特別な事はせず痩せた。なので「痩せられない」ということは「痩せたいというモチベーションが足りていない」ということだと思っている。本当に痩せたいという気持ちが極限まで高まったら、当然のように痩せるための行動をし、自然と痩せられるものだ。体重が中々落ちないという事は、今はまだ「痩せたい」という気持ちよりも「食事量を減らすのが辛い」「運動量を増やすのが嫌だ」という気持ちの方が大きいのだろう。そしてそれは別に悪い事ではない。ならばいっそのこと痩せなくても良いのではないか。

    質問に対する答えとしては0点だが、結論として「そもそも痩せる必要があるのか?」と僕は言いたい。肥満は自己管理ができていない証拠という意見もあるが、僕は環境によるものが大きいと思っている。食べ過ぎてしまうのは自制心が弱いからだと言う人もいるが、ではなぜ自制心が弱いのか、それは本当にその人だけの問題なのか?運動不足は怠惰だと言う人もいるが、そもそもその習慣がない環境で育ったら仕方ないのではないか?僕はそこに理不尽さ感じ、その怒りをモチベーションに変換する特殊スキルをたまたま持っていたから痩せる事が出来た。ただ運が良かっただけだと思っている。

    僕は太っている人を否定しない。だからといって別に肯定もしない。痩せている事も、否定も肯定もしない。ただそうなるに至った境遇に興味がある。それはきっと、その人を理解する上でとても大切なことだと思うから。

    色々と話をしてみるのが良いと思う。その過程でモチベーションに繋がるきっかけを見つけられるかもしれないし、痩せなくてもいいと今の自分を受け入れられるようになるかもしれない。

    ちなみに僕の場合、痩せてすぐに自信がつき自己肯定感が上がったかというとそんなことはなかった。これは今回以上に拗らせた話なので、また今度機会があれば。

店舗INFO

東京萬天堂
東京 / 女性用風俗
【日本一予約のとりずらい女性用風俗店】と言われ、性感マッサージの聖地東京よりオープン以来、多くの女性のストレス発散と性欲解消に貢献してきたセラピスト界の先駆け『萬天堂』だけの特許技術とも言える秘伝の施術テクニックであなただけのタフ&ラグジュアリーな時間をお楽しみくださいませ♡♡♡
  • 24時間営業 (電話受付/10:00~22:00)
  • 年中無休

写メ日記