2020/6/25彼の視線…智、飛鳥
なんで私こんなことしてんだろう…でも最高
酔っているときの言動は侮れない…多くの人に経験があるであろう、しかしこれをやる人は世の中にどれくらいいるのであろうか。
今、私は
智と飛鳥と3人でラブホテルにいる
少女漫画にありそうなシーン?
でも…どうして…これ、私の望みだったの?
蒼司と会っていたあの日
「飛鳥君と智君で3Pしようと思う」
「え?すご!」
思いもよらない発想をしてしまった
酒の失敗?いや成功?勢いで予約をしてしまいそのままキャンセルせずに当日を迎えていたのだ
電話でも驚かれたな…
「ダブルセラピストやりたいんですよ!」
酔いが回った勢いのまま電話してしまっていた
「えーっとダブルですね」
「智君と飛鳥君がいいんですよ!」
「場所とお日にちはどうします?」
「んーっと…ホテルが大丈夫ならどこでも」
「ん?美咲さんが二人呼ぶんですか?」
「そうです」
以前ダブルデートの問い合わせをしていたのでデートだと思われたようである
「ダブルデートじゃなくて…本当にいいんですか?3人で?」
「はい!」
「二人を堪能したいんですね、えーっとじゃあ…お日にちはいつに…」
恋してるのに好きな人の前で浮気のようなことをする、一種の寝取られ願望が私にあったということであろうか。
駅前で合流して3人でホテルへ向かうとき、後悔の念も少しはあった。
数ヶ月ぶりに智に会ったが気まずくもならなく自然と会話ができたのは智のコミュニケーション能力の高さ故であろう。
今の私はベッドに座りながら智に脚を舐められている、バスタオルで胸元をかくしているが少しずつ舐めるところが上がっていく。その姿をソファーにすわった飛鳥が眺めている
飛鳥君…そんな目で見ないで…
私を蔑むような目
しかし、この感じが好き
智が私の首筋と耳を舐め、思わず震える
「ん?見られて興奮してんの?」
「いやっ」
「変態」
智のささやきで私は濡れる
「寝取られたい願望…」
私を見ている飛鳥の声が届く
「なんか嬉しそうだね」
「だね」
「うぅ…」
性感を始める前のアロママッサージから二人同時に受け、まずは交互に性感マッサージを受けていた、先に飛鳥が一人で攻めていたとき智は私から離れても私を見なかったが。飛鳥は智に攻められている私をじっと見ていた。
二人とも売れっ子セラピストで技術も一流、そんな二人から同時に施術され最高の気分を味わえないわけがなかった
あっというまに時間は過ぎて、いつのまにか私は二人に挟まれて抱かれていた。
「二人とも…最高のセラピストだよ」
おそらく、生涯忘れられないであろう3時間…
恋人とはできない体験ができる、それが女性向け風俗の醍醐味である。
飛鳥たちと別れたその日の夜、私は行きつけの美容室にいた
7年間指名している美容師の雅季は「いつも通り」で通じる関係である
「今日は…」
彼が尋ねてきた、椅子に座りうつむいていた私は顔を上げて鏡を見て言った
「短く…明るくしてください」