写メ日記
井の中の蛙はいつしか大海を知りたくなる
2024年7月15日 20:05 の投稿
何か一つのものを突き詰める。一生涯、同じ仕事をやり続ける。僕は元来そういうタイプの人間だと思っていた。しかし結論から言うと、僕は幾度も方向転換をしており、一つのものを突き詰めてきたという感覚はない。大学も一度中退しているし、仕事も何度か転職をしている。あれだけ強い思い入れを抱いていた寿司職人も、3年ちょっとで辞めている。ただ僕の場合、それは単純に辛くて辞める、という問題ではなかった。自分の属している世界を超える何かがそこにはある、と感じたときに、次のステップを踏む決断をしてきた。大学を変える決断をしたときも、寿司屋に就職することを決めたときも、寿司屋を辞めて和食の世界に飛び込むと決めたときも、料理の世界に一区切りつけてバーの店長になると決めたときも、そこには必ず自分の中に、次の世界での「新たな経験」をイメージしていたように思う。様々な世界に属し、様々な経験を積んだことによって、今の自分が形成されている。一つの世界を深堀し続けてもいいし、深堀した結果違う世界を見出し、その世界を新たに深堀するのも間違いではない。一定期間その世界に属し、物事に従事することで、自分がそこから何かを得ることが大事だ。僕の今後の使命は、その一つ一つの経験をどうつなげるか。スティーブ・ジョブズの言葉を借りれば、Connecting the dots.である。