写メ日記
離れていても
2024年10月7日 20:05 の投稿
先日、前職で仕事を一緒にしていたスタッフたちと会ういわゆる「OB会」的なものがあった。ほとんどがもうかれこれ5年くらい会っていない人たち。ただ、ほとんどの人が、「変わっていないね」という反応だった。これには僕は少し驚いた。なぜなら、髪色も変わったし、髭なんてものも生やしだしたし、体重も変わった。何より、今身を置いている環境が昔とは違う。それでもなぜみんな変わっていないねということばを発したのか?なんだかんだこういう場に集まると、昔の話が必ず出る。その懐かしい記憶を共有できた時、人は相手に安心感を覚え、その相手が変わっていない、と表現するのかもしれない。人は、他人が変わってしまうことを恐れる部分が少なからずあると思う。でもそれは本当は変わってしまうことを恐れているというよりは、自分が持ちえない価値観を相手が持ちはじめ、新しい生き方を垣間見ることに、一種の寂しさや不安を覚えるということもありうる。変わったと言われても、変わってないと言われても、そこにはその人の思う「変わる」基準がある。おそらくそこにはプラスでもマイナスでもない別の意味がある。その意味をあとから自分で考えてみるなんてのも、この季節にはよかろうかと思った秋山でした。