写メ日記
血がカヨッタ瞬間
2024年11月12日 20:05 の投稿
かれこれ10年以上も前の話。お休みの日に近くの中華料理屋に行って、僕は「酸辣湯麺」を注文しました。頼んだ時の僕の心情は、今日はすっぱからいものを食べたい!そんな感じです。いざ、実食。え。ものすごく辛いぞ。辛すぎる…食べている途中で僕の鼻からは血が出てきました。いわゆる「鼻☆血」です。中国人の店員さんは僕の顔を見て笑いながら、大量のおしぼりを持ってきてくれました。僕は鼻血を出しながらその酸辣湯麵を平らげました。それをきっかけに僕は、その店員さんに顔を覚えられてしまいました。そしてまさか、後日来店した時に再び、何を思ったか僕は酸辣湯麵を注文してしまったのです。その店員さんはニヤリとして厨房にオーダーを伝えに行きました。提供された酸辣湯麵をおそるおそる口に入れてみると、なんと辛さが抑えられているではありませんか。マイルドな辛さと酸味の絶妙なコンビネーション。血を流すというボディランゲージは国境を超えるのですね。辛さを抑えてほしいという僕の想いは、中国人の厨房スタッフさんに届いたようです。これぞ、心の叫び。血を流して本当に良かったと思えるひとときでした。