写メ日記
PJ
2024年12月9日 22:05 の投稿
ピンとくる人はいるだろうか?「PJ」これは僕に取っての青春とも言えると思う。僕が携帯電話を親に与えてもらったのは、高校生の時だった。この時は親元を離れて暮らすようになるから、正当に与えてもらった。今から書くのは中学生の頃の話。僕の世代は中学生で携帯電話を持っている人は、少数派だったと思う。しかし、当時は持っている人たちが羨ましく、みんなが持っているもののように感じた。放課後も休みの日も、みんなはメールでやり取りしていた。自分も携帯電話が欲しかったし、メールのやり取りにとても憧れた。当時14歳前後の僕に取っては当然、親の許可がないと持つことはできなかった。しかし、どこからともなく現れた救世主。僕のような学生がひっそりと使っていたのが「PJ」なのだ。プリペイド式の携帯電話。本体を購入し、プリペイドカードのカードを認証すれば買った分だけ使えるというもの。親の承諾は必要なし。プリペイドカードは3000円分だったと思う。本体の値段はあまり覚えてない。お小遣いを貯め、ひっそりと使っていた思い出が懐かしい。最終的には母親に見つかって没収されたような。。。今はどこにあるんだろう。一生懸命、お小遣いを貯めて、コソコソコソコソ、悪いことをする。(犯罪ではない)そんな時間は今思えばとても青春。親に決められたルールの中で、もしくは自分のできる範囲で少し越えて。そんな時間はかけがえなかった気がする。そんな「PJ」ことプリペイド携帯も近年は防犯の観点から存在しない。今の時代では当たり前か。携帯電話は完全な個人情報。携帯一つあればいろんな事ができてしまう。当然悪い事も。それが足がつかずに、使い捨てられる。今の時代では恐ろしい。時代と共に変換していく。そんな世界。目の前の今を精一杯楽しみたい。