写メ日記
引き継げない自分
2025年1月7日 20:05 の投稿
新年一発目のお蕎麦を食べに行ったら、「新年の営業は8日からです」という張り紙を見て打ちひしがれている秋山です。本業の方で今自分は引継ぎの準備に入っております。仕事の引継ぎ。人の異動や退職等で、人から人へ業務を引き継ぐ。実質、その作業自体はほんの数時間から数日で終わるものである。誰かの仕事がそっくり別の人間に受け継がれる。それは裏を返せばその人でなければできない仕事ではない、取って代わることのできる仕事という捉え方もできる。FIRST CLASSのキャストとして行う活動。これは誰かに引き継ぐことは現実的に不可能だ。秋山純士がこの世界を去るとき、別の人間に秋山純士を託すことはできない。なぜならそこに人間性の違いがあるから。FIRST CLASSは特に兼業キャストで構成されていることもあり、それぞれのキャストが本業を持っている。でもよくよく考えてみたら、自分の存在を引き継ぐことができないという意味では、(もちろん本業の種類にもよるが)僕は本業よりもよっぽど責任が重い仕事だと思う。初めて出会った方に「秋山純士とはこんなものか」と思われてしまうということは、「FIRST CLASSとはこんなものか」という評価にもつながるし、もし女風を利用するのが初めての人であれば「女風とはこんなものか」という印象をもってしまう。つまりその方の将来広がるかもしれなかった世界を摘んでしまう可能性だってある。だからこそやりがいがある。だからこそ出会う人と本気で接することができる。40代のキャストとして、自分には何ができるのか。業界歴は決して長くはないが、年齢的に求められるものは多い。その求められるものに答えられているかはわからないが、一つの試みとして、僕は出会っていない人にもことばで何かを伝えられたらと思って日々思いをつづっている。面と向かって僕と出会っていなくても、僕の文章との出会いで何かを感じていただければ、それは望外の喜びである。面と向かってでも、ことばででも、自分の想いを出会った人に「引き継ぐ」。こんなことを日常的に少しずつでもできたら、嬉しいなあと思う。スーパーに陳列された最近よく見る緑がかっているバナ〇を眺めていると、「お前は黄色味を帯びた円熟したバ〇ナのような人物にならなければいけないよ」と〇ナナから語りかけられているようでした。いよいよバナ〇と会話ができるようになってきた節目を迎えた秋山純士