写メ日記
花一輪
2025年1月18日 10:05 の投稿
自分など生まれなければよかった。
はじめから無でよかった。
そんなことを思ったころがあった。
若いころ。
けれど、ずっと生きていて、素敵なことはたくさんあった。
だから、この先も、生きてゆきたい。
この先、何があるのか。
それを見たいから。
そして、父と母に感謝する。
父や母を憎んでいたこともあったが。
この二人が出会い、子どもを欲しいと思わなければ
私はこの世界に生まれ出ることはなかった。
この世界で、光を見ることはなかった。
ずっと、闇のままだった。
生きている時間は、ほんのわずか。
私は、女性と抱きあっている瞬間に、生きていることを感じる。
だから、この女風をしてみたいと思った。
それが、もう二度と会うことのない出会いであっても、
心と身体は
その愛しさをおぼえている。
花一輪