キーワードでお店を探す
※キーワードはスペースで区切って複数指定できます。
閉じる

写メ日記

地神 ハク
写メ日記
  • No.9 サッカー戦記その3

    ついに手に入れたサッカー大会への切符。

    上級生の枠で出場することを宣告されたハク少年の高鳴る胸の鼓動を前に、

    日めくりカレンダーは刻々とその身を削り落として、「大会!」と赤丸で囲まれたその日が、気づけば眼前に立ちはだかっていたのでした。

    迎えた当日。電車を降りて、慣れない海辺のグラウンドまで歩く。その足取りは心臓の鼓動とは反対に重くて鈍く、その様子を見て察した母が「緊張してんなぁ〜」と笑ってる。

    遠くから海を撫でて吹き抜ける強い風が、肩まであったロン毛の髪の毛を激しく揺らす。

    会場には無数の人影、子どもに大人にサッカーボール、メガホンから鳴り響く何を言ってるのかわからない重い声。

    手早く受付を済ませると、各チームごとの列に並ぶよう指示され、見慣れた顔ぶれが並ぶ集団の方へ向かう。

    「緊張するなぁ」「やばいなぁ」

    そんな会話を滔々と続けた先、自分たちのチームの名前がメガホンを通して叫ばれる。

    気づけばコートの中。

    「よろしくお願いします」

    軽く挨拶を交わして相手を見る。自分より20cmはあるであろう、しっかりした体躯の上級生。

    蛇に睨まれたカエルのように、自分を見下ろす怪物に狼狽して、審判の「先行!」の掛け声でハッと我にかえる。

    キック・オフ。

    試合の始まりを告げるギャラホルンの音が鼓膜を伝うと、眠っていたアドレナリンが目を覚まして狼煙を上げ、反射的に動いた左足は味方のパスを完璧に受け止め、全身にたぎる興奮は快感へと変わっていた。

    2-0

    熱い想いはついぞゴールネットに達することはなく、潤む目を何度擦っても結果が変わることはありませんでした。

    けれどあの日一番楽しんだのは、一番笑ってプレイしたのは、紛れもなく自分自身だったと自信をもって言える。

    あれが僕の、人生で初めての成功体験だったのかもしれない。

    競い合いはあくまでそれを得るための媒体にすぎず、成功の定義は勝ち負けの中には潜んでいない。

    僕はあの日、楽しんで努力することの気持ちよさを知り、勝敗に一喜一憂せども、大事なのはその過程、その気持ちだと知ることができました。

    ハク少年のサッカー戦記は小学生で幕を閉じ、中学校の暗黒期へを姿を変えますが、今はまだ闇の中へ閉まっておきましょう( ^ω^ )

    サッカー戦記これにて終了!

    嬉しいコメントいつも見てます!ありがとう!

  • No. 8 サッカー戦記その2

    突如現れたサッカーおじさんから手に入れたサッカースクールへの誘い。

    せがむハク少年と母親との、長きにわたる死闘を経て、ついぞ入団への道へ。少年が次に目指したのは、プロサッカー選手への長い道のりでした...

    ド緊張で向かう初日。

    色黒おじさんとの久しい邂逅は、温かい(そしてちょっと苦しい)抱擁とともに迎え入れられ、

    練習場まで一緒に来てくれた母の姿を背中に、これから作家生活を共にするチームメイトの輪の中へ入って行きます。

    その時に初めて、体育の授業で使うプニプニのボールではなく、本格的なサッカーボールに触れました。

    まだ幼い少年の手には幾分か大きく、勢いよく蹴り出すと、ビビビッという衝撃がつま先から流れてきます。

    これが本物か、と冷めやらぬ興奮は家に帰ってからもしばらく続き、先生みたいなプレイをしたい、自分のボールが欲しいと、はやる気持ちを一生懸命堪えるのでした。

    溢れる万感の思いは翌朝になっても続き、その情熱はトイザらスへを足を運ばせ、ついぞ手に入れた新品のサッカーボールにを矯めつ眇めつ優しくゆっくりと撫で上げ(フェザータッチ..?)、

    傷をつけたくないという雑念を殺して公園に赴きます。真赤な太陽が大きな顔を出し、夕焼けとなって空をお月に譲るまで、ただひたすらに、がむしゃらに練習をしたのでした。

    しばらくしてから、ようやく初めての大会があると聞いて、監督から呼び出されました。

    「今度の大会、上級生のとこに出場してみ」

    ....え、でるー!!!

    純粋無垢な少年の一途な努力は功を奏し、上級生の大会出場への飛び級を果たしたハク少年。

    これから待ち受ける試練など知る由もなく。

    つづく

  • No.7 サッカー戦記その1

    ホラー映画大好き!地神ハクです!

    小学2年生の頃です。校門を出ると笑顔で迎える見知らぬ色黒おじさん。

    満面の笑みで屹立するおじさんが手に持っているものをじっと見ていると、

    「どうや、一緒にサッカーやらへんか!」

    .....え、やるーー!!!

    ちょうどイナズマイレブンと言うサッカーアニメが青少年の間で大いに流行っていた時でした。

    僕も練習したら、ゴッドハンド出せるかなぁ?ファイヤートルネード打てるかな?吹雪くんみたいにイケメンになれるかな?

    昇竜の勢いで妄想と言う奴に浸る12歳の少年は、この時からサッカーを選手目指すのでした。

    道端には、無惨にも破り捨てられたチラシの残骸もらったチラシを捨てる、その非常さ。

    そしてそれを丁寧に拾い集める色黒おじさん、悲しそうな顔…...なんて一切気にせずに、年齢を謝れば不審者扱いされるステップとスマイルで帰路につきました。

    どこの馬の骨かもわからないサッカースクールのチラシを片手に「サッカー習いたい!!」とたぎる鼻息を抑えながら迫る子供の、

    それはそれは清く輝く華奢な黒い瞳に映る母親の顔は、推して知るべし。剣もほろろに馬耳東風。

    「うん、ええよ」という二つ返事以外の事態を想定していなかった少年が、親の機嫌を図らず懇願したことにはっとして、巨大な地雷に両足でダイブインしてしまった事実を悟った彼の顔と言えば、泣きっ面に蜂とはまさにこのこと。

    蘇る色黒おじさんの微笑み、手を滴らせながら走った帰り道、期待に胸を膨らませたあの気持ち。それが全部水泡に帰すとはやるせない。

    仮借なき情熱は反骨の意思を持ってその旗幟を鮮明にし、いかに自分にサッカーが必要であるかを延々とプレゼンしました。

    ようやく諦念の色を見せた母の顔は、なぜかどこか誇らしげで、「ちゃんと通うんやで」と優しく僕の頭を撫でるのでした。

    これが僕のサッカー時代の揺籃期、サッカー界の台風の目となることを心に宣誓した少年の第一歩でした。

    つづく

  • No.6 眠い時の必需品
    p.p1 {margin: 0.0px 0.0px 3.0px 0.0px; font: 28.0px '.AppleSystemUIFont'}p.p2 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 17.0px '.AppleSystemUIFont'; min-height: 22.0px}p.p3 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 17.0px '.AppleSystemUIFont'}span.s1 {font-family: 'UICTFontTextStyleBody'; font-weight: bold; font-style: normal; font-size: 28.00px}span.s2 {font-family: 'UICTFontTextStyleBody'; font-weight: normal; font-style: normal; font-size: 17.00px}

    岩塩大好き!地神ハクです!

    みなさんは疲れますか?(真顔)

    その程度や沸点は人それぞれですが、特にハードな運動をした時、あっちこっち行って駅の上り下りを何回も繰り返したとき。

    仕事、遊び、デート、時には人間関係での悩みなど、一概に「疲れ」といえども、それは身体的なものであったり、あるいは精神的なものであったりもします。

    体が疲弊しきっている時には寝るのが一番!だと思いますし、眠くなりすぎて瞼が勝手閉じてしまうことなんてことは、誰もが経験したことがあると思います。

    身体が睡眠という名の休息を希求するのは至って自然なように思われますが、場合によっては「眠たくても寝られない」こともありますよね。

    例えば当日徹夜して朝までテスト勉強、そのまま学校に行ってテストを受ける。終了のチャイムと同時に凝り固まった腕を伸ばし、「ん゛〜〜!」と喉を鳴らしながら、家に帰ったら即寝ようと決心する。

    あ〜、こういう時期もあったなぁと懐古している方も多いと思いますが、実際皆さん家に帰ってどうしましていましたか?

    ゲームしましたよね!早く学校終わったしいっぱい遊ぼー!ってなりませんでしたか?!

    結局、寝ようと目を瞑ってもどうにも覚醒してしまって寝付けない。

    結局携帯とかゲームとかやっていると、余計に目が覚めてきてずっとやってしまう。

    身体からみると、この間も確実に睡眠負債は溜まっているはずなのに。寝ないといけないのに。

    僕は別のお仕事が夜勤なので、基本夜行性です。次の予定がお昼とかだったりすると、限られた時間でパパッとやることやって寝るのが一番いいんです。

    でもなかなか寝付けない..そんな僕の救世主が「ホットアイマスク」です!!!

    最近、個包装でコンビニに売っているのを見かけて、名前だけはもちろん知っていたので試しに買ってみたところ、

    温まるの早い!

    熱すぎない!

    ちょっと目の周りが蒸れてる!これが蒸気か!

    とかく気持ちいいんです。おすすめはゆずの香りのやつ。

    充電式のアイマスクも家電量販店などで売ってますが、やっぱり軽さが違います。使ったことない方は絶対一度は体験してみてください!

    皆さんのおすすめグッズも募集中(´∀`=)

    地神ハクでした!

  • No.5 ことばの花束
    晴れの日大好き!地神ハクです!

    最近Xでも度々目にする小説『アルジャーノンに花束を」が無性に気になったので、アマゾンでポチッてみました。

    翌日には届くアマゾンの優秀さに感謝して、早速前書きを読み通し、本編に入ったその瞬間。

    支離滅裂な文章に稚拙な表現、句読点のない乱雑な構文が紙面に広がっていました。

    ページをめくれど尽きることのない、ひらがなだらけの文章。たった一つの文章を読むのにさえ疲れて、諦念の意を決しかけていました。

    6時間、この本を読み終えるのにかかった時間。最初の僕が感じた困惑は、最後には一つの線になり、そして壮大な物語になって感動の波へと変わりました。

    小説だからこそ出来る、この物語だからこそ表現できる、人間という生き物の機微、風景の仔細な描写、そして圧倒的な没入感。

    普段小説は読まない僕ですが、出会えて良かったと思います。

    ちなみにこの本のキャッチコピーは『読まないまま終わる人生もあったと思うと怖いってぐらい凄かった。』です。

    ぜひ皆さんも読んでみてください!

    閑話休題、言葉の表現って本当に面白くて、同じ事象でも、そこにどんな言葉を添えるかで、読み手・聴き手の印象は大きく変わってきますよね。

    『ポテトは冷えていた』という簡素な文章よりも、

    『数分前までは滔々と溢れる熱気を放っていた黄金色の彼女はその情熱を忘れ、今やトレイに佇む哀れな芋と化していた。』と表現した方が、その情熱的な輝きが冷めていく様を如実じ感じ取ることができると重います。(そして僕のポテト愛も伝わりま...)

    僕の日記は他のセラピストさんと比べて、毎回長めだと思います。

    数を出して自分を知ってもらうことが大事だとは分かっていながらも、次の更新を楽しみにしてもらえるような日記にしたくて、

    密度の高いものにしようとして時間がかかってしまいます。

    集客とか予約を取るとか、日記を更新する目的は皆さんそれぞれあると思いますが、

    僕は僕なりの文章で、次を楽しみにしてもらえるように書きたいと思います。

    地神ハクでした!!

店舗INFO

Un moment pour toi
大阪 / 女性用風俗
会員制女性専用性感マッサージ店【Un moment pour toi(アン モモン プートア)】略して【アンモモ】!!当店は、幸せホルモンと呼ばれる『オキシトシン』の分泌に着目した性感マッサージを行なっております。それ故に、ご要望がない限り『オモチャ』を使用した施術は行いません。『女性の体のしくみ』を理解することを第一に考え、お客様とのスキンシップや触れ合いの時間を大切にしております。
  • 24時間営業(TEL受付 月火水木:10時〜22時/金土日:10時〜25時)
  • なし