2020/6/14女風はつづくよどこまでも vol.1 ランクインな男
初めての女風体験で、まさかのハズレくじを引いてしまった385。
でも、ここで諦めないのが385の男前なところ(笑)
持ち前の好奇心と、性への飽くなき探求心から、運命のセラピスト探しが始まります!
新章「女風はつづくよどこまでも」いざスタート!
vol.1 ランクインな男
A君の塩施術に不満爆発な私は、リベンジを果たそうとHPを物色していた。
次こそは本来の女風を経験したいと思い、お店のランキング上位の人、いわゆるランカーに入ろうと画策した。
でもランカーの方々は、やはり人気でなかなか予約が取れない。
そんな時、ランクの上位ではないけれど、常にベスト10に入っているB君に目を付けた!
B君は目元だけはパネル写真に載せていて、その目がとても優しい。
口コミ・日記・Twitterと情報を網羅し、B君の人柄をリサーチしたうえで予約を入れた。
当日、場所は渋谷ユニクロ前。
相変わらず手も足もガクブル状態で待っていると、大きなリュックを背負ったB君が登場!
「385さん?ごめん、待たせちゃった?」
笑顔のB君は、写真通りの優しい目をした24才の爽やかBOY。
「じゃあ、行こうか?」
そう言って、B君はさりげなく私の手を繋いだ。
(お!最初から恋人設定だ!)
久しぶりの恋人繋ぎにドキドキしながら、ホテルに到着。
部屋に入ると、B君はきちんと挨拶してくれた。
「改めましてBです。今日は指名してくれて、どうもありがとう」
そう言って、B君は私をギュッとハグした。
(キャー!これが女風の基本なんだわ!)
A君の時には全くなかった甘いハグに、もう私はメロメロ・・・
しかも、そのまま優しいキス♡
(おいおい、惚れてまうやろ~)
カウンセリング、シャワーを終え、お待ちかねの施術タイム!
まずは指圧。うん、強さもちゃんとあって悪くない。
次にパウダーマッサージ。ざわざわする感じはあるけど、やっぱりこの良さが私には分からない。
そしてオイルマッサージ。
なんとB君、アロマオイルを常に10種類以上持ち歩いているそうで、好きな香りを選ばせてくれた。
大きなリュックの理由はこれだったみたい。
私が選んだローズの香りに包まれながら、身体も心もほぐれていく・・・
そしてB君の体の密着も増えていき、性感へと移行。
背中や首筋をキスしていくと、B君が耳元で囁いた。
「四つん這いになって」
(え!?全裸で四つん這いなんて恥ずかしすぎる・・・)
言われるまま四つん這いになると、B君は覆い被さるようにして私の胸を触る。
そして、もう片方の手が少しずつ下へ下へと伸びてきて・・・
「あ・・・」
声を上げた私のそこはもうびっしょり。
そしてB君はその蜜に口を這わせる。
「んぁ・・・」
(ちょっとちょっと!イケメンが私のあそこを・・・クンニ!?)
妄想だけでもエロい出来事が、目の前で起きている!
興奮している私の体をB君はひっくり返した。
今度は仰向けで、胸を口で愛撫する。
もちろん右手は私の秘部を触りながら・・・
めくるめく快感の中で、無情にもアラーム音が鳴る。
(あ、終了だ!)
そう思った私の思考を裏切るようにB君は攻めをやめない。
私がある程度満足した様子を見ると、B君は私に腕枕をして横に寝そべる。
「気持ち良かった?」
「・・・うん」
「可愛い」
恥ずかしくて目を逸らしてしまう私をB君はギュッと抱きしめる。
(やべ~マジで惚れる・・・)
その後、一緒にシャワーを浴びて、お着替え。
腕時計をつけてビックリ!なんと時間ピッタリなのだ!
(スゲー!これがプロなんだ!)
部屋から出る前にもハグしてキス。
駅までの道のりも恋人繋ぎで楽しくお喋り。
あまりの心地良さに別れが寂しくなる私。
「もう、そんな顔しないでよ〜」
改札前、私は悲しそうな顔をしてしまったらしい。
B君は私をそっと抱きしめる。
「またね」
「うん、またね」
私は改札に入っても何度も振り返って手を振った。
B君もずっと手を振ってくれた。
(B君、また会いたいな・・・)
私は電車に揺られながら、心と身体が幸せに満たされていることを実感した。
[WARNING]
このシリーズは、ほぼほぼ実体験ですが、若干のフィクションが入っています。
なぜなら、まだ在籍するセラピストさんも登場するからです。
「これ、もしかして俺じゃね?」とか「私の推しピかも?」等のお問い合わせにはお応えできませんのでご了承下さい。