女性向け風俗コラム

2019/9/24コンプレックスと涙…智

真夏のとある港町、私は智と待ち合わせをしていた。

すっかり智の性感の技に魅了されてしまった私は早く彼に会いたいと待ち合わせよりかなり早く駅に着き、駅付近を一人見て回り入浴剤を買った。

一緒に入るのが楽しみ…

日差しのほてりと気持ちの高ぶりなのか私はすっかり汗にまみれてしまった、冷え性故に厚着をしているのでなおさらである。
「すいませんそこの大きな姉さん」
「え、はい」
高齢女性に道を尋ねられて教えた
「ありがとうね」 そう言って彼女は立ち去った
実は私は女性にしてはかなり背が高い、これは昔からのコンプレックスである。

大きい女性と言われたら、だいたい私のこと…

平均身長の親友が男性との写真送ってくるたびに身長差があるのが羨ましい。
変えることのできない悩み、一生付き合わなくてはならないのであろうか。
そんな風に落ち込んでいたら不意に誰かの肩に手が乗った。
「ひゃっ!」
振り向くと智がそこにいた
「おまたせ」
「驚かせないでー!」
怒る私に智が大笑いをする、智も背が高いので彼と並ぶと私のコンプレックスは消える。

そこから手を繋いでラブホテルへ向かい、智が選んでくれたお洒落なテイストの部屋へ入り荷物を置き支払い先にを済ませた。
「たくさん時間取ってくれてありがとう」
「いっぱい気持ち良くしてね?」
「任せろ!」

智がベッドの支度をする間私は浴槽にお湯をためて入浴剤を溶かす、ゼラニウムの香りと溜まっていく白い泡に見とれてしまう
「ひやぁ!」
後ろから肩を叩かれた
「驚きすぎ」
服を脱いだ智に現実に引き戻され、私も服を脱ぎ入浴する。 長い髪をヘアゴムで上げて体を洗ってもらい浴槽へ。 向かい合って座り談笑し、風呂から上がり体を拭いてベッドに寝そべる。

自然な流れでアロママッサージが始まる
「痛いー」
「痛いのが良いんだよ」
いつも私はデコルテとスネが痛い、そして全身をマッサージしたら性感へ。
智の特技は舌技と言葉責め、前回と同じく私を快楽の海へ堕としていく。
私の羞恥心をくすぐる言葉責めと表情を伴う全身リップ、足の指一本一本を舐める人はかなり珍しい。
「この間よりずっと濡れてる」
そんな些細な言葉でさえ私の身を震わせる。

時間前にひと段落し、ピロートーク。
彼氏と別れた時の話をしてみた。
「どんな彼になってでもそばに居たかった…」
私が彼氏と別れてしまったのは、彼が事故に遭い結婚できる状況ではなくなってしまったから。そしてもう一つ、この時に話すことはなかったが悲しいことがあった。
「俺でも別れるだろうな、彼女には彼女の人生があるんだから。」
頭ではわかってはいても寂しさには勝てず涙が溢れた、その涙に智はキスをした。 そっと私を抱き寄せて上半身を起こし、抱きしめた
「きっと、良いことあるよ」
「うん」
一呼吸置いたところで彼が切り替えた
「じゃあ、今日は強くなれるようにクールビューティ系でいこうか」
「うん!」

その後軽くシャワーを浴び、服を着てソファーに腰掛ける
すぐに彼がカバンから道具を出した
「んーと、細かいところはおまかせで良い?」
「うん」
クレンジングからメイクが始まる

終わって鏡を見る時、そこには悲しみを隠し笑う私がきっといる。

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この記事を書いた人

海野夏菜

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