女性向け風俗コラム

2020/1/28二つの変化…篤

「最近さ、ちょっと私変わったんだよね」
「ん?」

私がバスローブ姿でベッドに横座りをし、篤はそんな私を見つめていた
「声が…大きくなった」
「ほう、それは確かめてみようか」
何度も性感を受けているうちにいつのまにか喘ぎ声が大きくなってしまっていた
私の上にまたがる篤の上手なアロママッサージを受けながら話した
「篤君本当にマッサージうまいよね」
「そうかな?」
篤のマッサージはほかのセラピストよりリラックスできるのだ
「でも最初のころは体バキバキになったよ?」
マッサージのうまさですっかり眠気がさしてきた。
その眠気を覚ますように性感が始まった
キスから始まり体をなめて女性器へ行き、そして私のポイントを突く

「はあああああああああああああああああああん!」

私はかなり大きな喘ぎ声を出した。
一度手を緩める彼、そしてまたすぐ突き私は再び叫ぶ

数回繰り返したところで彼が手を止めた。
そのすきに私は顔を上げ
「ねぇ?変わったでしょ?」
「すごい、完全に別の人の声みたい…」
もともと私の喘ぎ声は小さいほうであったのだが、完全に大きくなってしまったのだ。

「声大きいのって困るよね…」
少し不安に思っていたのだ
「いやそんなことない、男としては声大きいのうれしい」
「本当に?」
うれしくなった。
その後も性感を数十分行い最後のピロートークへ

「どんどん感度よくなっていくね、旦那さんもきっと喜ぶよ」
「あー…そうだね」

旦那さん、肇のことを篤にも話していたのだ
私は少しうつむいた

「結婚か…」
「よかったんじゃない?美咲もいろいろ苦労してたみたいだし」

結婚前提の交際とはいえ、結婚するとは限らない。
しかし互いの年齢や状況からして真剣に結婚を考えなげればならないと思っていた

結婚…セックス…肇さんとセックス…彼に抱かれる…私…が…
考えたことがなかった現実を見てしまった。

その後ホテルを後にし、とてもおしゃれなイタリアンレストランで親友の織絵とディナーをした。
「美咲も結婚かーみんな嫁に行きやがって」
カプレーゼをとてもおいしそうに食べながらワインを飲む彼女と話していた
「にしてもあんたやせたね」
織絵は幼少期からぽっちゃりしているが体型の変化が激しい子であり、前回会った時よりかなり痩せていた
「でもいいのー?飛鳥君のことは」
「え?なんで?」
酔いの勢いで織絵が続ける。
「その人のことぜーったい好きでしょ美咲」
思わず黙ってしまった
「美咲さー肇さんのこと話すときはつまーんなそうなのに、飛鳥君の時は本当に幸せそうだよ?」
ソーセージをほおばる織絵はさらに言った
「肇さんなんかより、飛鳥君に会いたいって言ってたじゃん。」
グラスを持つ私の手が震え、思わず言い返してしまう
「飛鳥君はそんなんじゃない、だって。彼は技があるから好きなんであってしてくれないなら価値がないの」
酔ってさらに酒を飲む織絵は続けた
「んまー…、美咲が本当に肇さんで幸せならいいんじゃない?でも美咲昔言ってたじゃん。」
昔?

「忘れちゃったのー?言ってたじゃん夏の放課後の音楽室で『人生で一番綺麗な姿を本当に好きな人に見てもらいたい』って」
「あ…」

それは13歳の私の言葉、言い返すことができなかった。


小説

関連記事

この記事を書いた人

海野夏菜

女風ユーザーです!

使用している画像は自分で撮った物又はこちらからお借りしてます
https://www.photo-ac.com