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写メ日記

秋山 純士
写メ日記
  • つながりはきっとどこかで
    職場でひとまわりくらい年齢が下のスタッフと話していると、たまにそのくらいの年齢の時の自分を振り返ることがある。あの頃僕をとりまいていた環境、住んでいる場所、かかわる人。10年も経つとほとんどすべてが変わる。自分という人間も日々変化をしていくという意味では、それは自然な道理でもある。これからどんな人と出会うのか。出会うべくして出会うのか。見えない何かを意識している自分がいる。この発信もそうだ。誰が読んでくれているのだろう。もしかしたら発信のどこかに何かを感じてくれるのかもしれない。昔出会って今は疎遠になってしまった人。今かかわりのある人。まだ出会ったことがないけど出会う可能性がある人。きっとどこかではつながっている。日々僕が何を考え、何を感じているかを、少しずつでも発信していく。それが何かのつながりを生むのかもしれない。そのための自分のアップデートでもある。常に関わりうるすべての人を意識し、僕も相手も互いに何かを感じ取っていくこれからにできたらいいと思う。
  • 消え去るからこそ美しい
    都内某所。歴史的な佇まいを感じさせる石畳の道を歩いていると、無数の何かが飛んでいる。シャボン玉だった。小さな子供が一生懸命に飛ばしていた。無数に飛んでは消え、また新たなシャボン玉が辺りに広がる。消えるとわかっていてもまた新しいものを創造する、そこに子供の一種の純粋さと美しさを感じる。秋に咲く花、秋ならではの料理。食べてしまえばなくなる。枯れてしまえばなくなる。でもその食べるひととき、愛でるひとときがその人にとって心を揺さぶるものであれば、それは半永久的に記憶に残る。形に残るものが全てではない。むしろいつか消え去ってしまうものにこそ、代えることができない美しさや感動がある。それが消え去るという美学。
  • 季節を先取りだ。【Jyunji Akiyama 25S/S】
    こんにちは。10月だというのに日中は半袖で過ごしたい秋山です。「あの人まだ夏気分なのかしら…」冷たい目線も気にしません。英国に留学していた頃、10月、11月でも半袖で歩いている人をよく見かけました。公園では上半身裸で日光浴をしている人も…ただ、僕は英国人ではありません。ファッション界では、これからの季節は来年の春夏服を新作として発表する時期です。つまりそういうことです。季節にはすこぶる敏感でありたい秋山です。秋山は今年の夏を引きずっているのではなく、英国文化を踏襲しているわけでもなく、世界のファッション界の潮流を受けて、来年の夏を先取りしているのです。24S/S(令和6年)ではなく、25S/S(令和7年)なのです。そう言い聞かせると、周りの目線も気になりませんね。秋を感じながら、日中は来年の季節を先取りできるなんて、日本人だけの特権です。暑がりの方、10月はまだ自信をもって半袖を着ましょう。特にこの3連休は晴天に恵まれ、日中は絶好の半袖日和となりそうです。※ただ、特にご要望がない限りは、僕はこれからの季節長袖で向かわせていただきます。悪しからず。もしくは、Tシャツ×ジャケットを腕にかけて、みたいなスタイルですね。詳しくは写真をご参照ください。ドッチガイイデスカ?
  • 秋は冒険しよう
    「これをやればこうなる!」頭ではわかっている。情報を持っている。でも知っていてそれを行動に移せるかは別問題。そして行動してみたら予想とは別の結果になったり、別の感情を抱いたり。「このお店は評価が微妙だな…」口コミを見て期待せずにそのお店に行ったが、実際自分では想像以上に良く感じたり。やってみる前の情報もある意味事実。でもその事実をどうどらえるかはその人次第。実際にやってみて、感じてみて、初めてその人にとっての生きた真実となり、人に語れる知識となる。この業界も様々なイメージがあると思う。そのイメージがどんなものであれ、利用してみないとわからない感じ方が人それぞれにあるはず。僕もこの世界に入る前と入った後の今では、感じているものが違う。ちょっとした勇気と、タイミングで、新たな世界が広がる。秋も徐々に深まってきて、あなたの感性も非常に敏感になる時期です。あなたの芸術の秋の扉を開けるべく、FIRST CLASSはいつでもスタンバイしております。
  • テで伝わるアイ
    これだけ携帯やPCが普及したこともあり、自分の手でペンを動かして何かを書くという機会が本当に少なくなったように思う。そして手書きのものを見ることも少なくなった。でもこういう時代だからこそ、たまに手書きの文章を見ると、そこに書いた人の心情や人間性が見えて心が揺れ動く。どんな気持ちで書いたのか。本当のところはわからないが、何となくこうなんじゃないかと、想像してしまう。秋山のイマジネーションである。PCや携帯で見る文字というのは、画一化されていて非常に見やすい。そしてある程度タイピングができれば自分の手で文字を書くよりも速い。圧倒的に便利だ。でもその文字自体にはどこか人間くささがない。文字に重みがない。愛を伝えるのに、PCでタイプしてプリントしたラブレター(死語?)を渡す人がいるだろうか?やはりここぞというときは手書きである。僕は年賀状を書くときは、表面は筆ペンで書くタイプ。手仕事感の伝わる美味な栗きんとんを頬張りながら、手作りと手書きで表現される人間の愛を思い出した秋山でした。

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